「合う・合わない」の感覚を大切にしろ

一事が万事こういう調子だから、仕事でも逃げる。先日、フェイスブックにも書いたが、マイクロソフト時代、ある証券会社の偉い人があまりに横柄だから、すぐにお腹が痛くなって逃げた。当時の人に聞いてもらうとわかるが、私の仮病は有名だった。

実は仕事というのは、好き嫌いが大切だったりする。たとえば、一緒に本をつくるとして、どんなに名文を書くライターや凄腕の編集者だったとしても、どんなによい本になりそうだとしても、好きになれない相手だと最終的には納得するのが難しい。合わないものは合わないからだ。

もちろん、仕事や立場によっては、すぐに逃げられないこともあるだろう。たまに、取引先のことが好きになれないとか言って悩む人がいるが、いちいち取引先のことを好きになっていたら身がもたない。

だからこそ、「合う・合わない」が大きいということは、知っておいて損はない。「合う・合わない」という世界があることを知っていると、気持ちが楽になるし、逃げるべきときに逃げられるようになる。

【関連記事】
バイデン、中国も青ざめる…絶対に敗北を認めない「トランプ復讐劇場」が始まる
「4人に1人が接種拒否」そんな若者のせいで英国のワクチン計画が大ピンチ
「初の実刑に涙を流した」そんな"香港の女神"を習近平は恐れている
「人生は有限である」中2で起業、高1で母校を買収した慶應ガールの人生観
会議で重箱の隅つつく「めんどくさい人」を一発で黙らせる天才的な質問