「家」は避けられないからやっかいだ

山田寛英『不動産屋にだまされるな』(中公新書ラクレ)
山田寛英『不動産屋にだまされるな』(中公新書ラクレ)

やっかいなのは、「家は生活と非常に密着した存在」ということである。家を売り買いするため、プロである不動産屋とかかわらざるを得ないという現状は、「かかわりたくなければかかわらなくてもいい」という株式市場とは大きく異なる。

それなのに、未だ仲介人である不動産屋に取引制限はない。

その結果として、一般の消費者が割高な買い物を強いられかねない構造ができあがってしまっているのである。

 
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