臆病で果敢な投資家が勝つ

買い場は間もなくやってくる。その機会を見逃さなければ、数年後あるいは数十年後には資産が大きく膨らんでいることは間違いない。

最後は「臆病だが、チャンスが来れば果敢に攻めることができる投資家」が勝つことになる。

取引を行う回数はむしろ少ないほうがよい。冷静に市場を見る癖がつけば、必然的にそうなっていくはずである。結果として取引コストも低減させることができ、資産はいっそう膨らんでいくだろう。

人類や企業が「よい生活をしたい」「もっと成長したい」と考えるのであれば、経済は拡大していく。その結果、企業業績が拡大し、株価も上昇していく。

このように考えれば、株価は基本的に成長し続けるものであるという真理にたどり着く。この点を理解していれば、何が起きても驚くことなく、冷静に対処できるはずである。

やがてやってくる急落局面で、そのたびに保有する現金で買い下がる。このように対処できれば、ピンチはチャンスになるはずである。規模は違うにしても、あなたも著名なウォーレン・バフェット氏のような「立派な投資家」になれるのだ。

株式と金を同時に買え

株式を購入する際には、購入代金と同額あるいは少なくともその半分程度の金(ゴールド)を買うこともぜひ検討したい。金は株価急落時のヘッジになるだけでなく、インフレヘッジにもなる。

江守哲『金を買え 米国株バブル経済終わりの始まり』(プレジデント社)
江守哲『金を買え 米国株バブル経済終わりの始まり』(プレジデント社)

現在はデフレのような経済状況だが、各国の財政出動と中央銀行の資金供給は、いずれインフレを引き起こすだろう。また、過去のデータからも、株式と金の値動きには相関関係はほとんどなく、同時に保有していると資産保全効果があることがわかっている。

このような利点もある金も併せて保有することで、心理的な不安感が払拭され、長期的な資産運用が可能になる。ここまでできるようになれば、海外のヘッジファンドにも負けないくらいの運用者だといっても過言ではない。

ぜひこのような基本に忠実な運用方法を身につけていただきたい。

金投資や金に関する詳しい解説を知りたい方は、拙著『金を買え 米国株バブル経済終わりの始まり』(プレジデント社)をぜひお読みいただければと思う。今後の世界情勢や米ドルの動向、さらには米中対立の結末や金価格の将来見通しなどを知ることができるだろう。

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