国民の不安を箇条書きに

ではここで、国民の不安を箇条書きにしてみましょう。

1 2000万円もない!(悲鳴)
2 2000万円なかったら、どうすればいいんだ⁉ (悲鳴)
3 年金収入が月額約21万円も受け取れそうにないんだけど、どうすればいいんだ⁉ (悲鳴)
4 年金収入が月額約21万円から下がるんじゃないか(不安)
5 持ち家がなく、ずっと家賃がかかり続けるから、毎月の支出が26万円ではすまない!(悲鳴)

だいたい、こういったところでしょう。これらについて、単刀直入に答えます。

1 2000万円もない!(悲鳴)
2 2000万円なかったら、どうすればいいんだ⁉ (悲鳴)

やはり、2000万円、いや、「3000万円とローンのない家」を持っておくしかありません(冷たいようですが、それしかありません)。

3 年金収入が月額約21万円も受け取れそうにないんだけど、どうすればいいんだ⁉ (悲鳴)
4 年金収入が月額約21万円から下がるんじゃないか(不安)
5 持ち家がなく、ずっと家賃がかかり続けるから、毎月の支出が26万円ではすまない!(悲鳴)

その分を見越して、しっかり蓄財しておくしかありません。そう考えると、2000万円では足りなくて、やはり3000万円(またはそれ以上)必要である可能性が高いです。

ぶた型の貯金箱を持つ人の手元
写真=iStock.com/marchmeena29
※写真はイメージです

このように、これらの悲鳴や不安に対する答えはシンプルです。

「その分、しっかり資産を形成しておくか、支出を抑えて質素に暮らすか」です。それしかないのです。

悲鳴を上げたり不安に思ったりしていても事態は改善しません。ひたすら貯蓄に励み、それだけでは足りないでしょうから、資産運用の力を借りて増やしていくことしかないのです。

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老親の介護、もう限界だ。いっそ、どこかに捨ててしまいたい。俺にはどこにも逃げ場がない