お母さんというより「お姉ちゃん」みたい
【彩瑛】お母さんの影響は割と受けているかも。同じダンススクールに通っていたし、お笑いも好きやし。大阪だとテレビつけると吉本新喜劇をやっているのでそれを見て楽しんだり。「THE MANZAI」とかお笑い番組は全部録画して、面白い漫才だけセレクトした動画を作って何度も見てます。
【母】お父さんもお笑いが好きだから、家族で会話するときは漫才のネタに沿って話が進む(笑)。反抗期の気配はまったくなかったかな。一緒に東方神起のライブに行ったりしたよね。2人で自転車こいで会場まで行ったね。
【彩瑛】お互いに忙しくて反抗する時間がなかったというのもあるけど、お母さんというよりお姉ちゃんみたいな感じ。距離感がほどよくて、学校の先生がお母さんだったら相談しやすいだろうなって思ってたよ。
【母】お母さんとしてはあんまり頼りにならなかったんじゃないかな。ママ友とのおしゃべりに夢中になって幼稚園に娘を置いてきたり、中学入試のときに会場の地図を持たずに向かったり。
【彩瑛】そうそう、大阪環状線に乗って2人で梅田駅に降りたのはいいけど、会場はどこって?
【母】(中学受験塾の)希学園のジャンパーを着た人がいたから、「あの人についていけば会場につくかも!」ってついていったら、無事に会場につけたんだよね!
【彩瑛】あのときは地図を忘れた自分が悪いなと思って、それからは自分で準備するようになった(笑)。
【母】私がこんなんだから、逆にしっかりしたのかも。あんまり母親っぽくなくてごめんね。
【彩瑛】そんなことないよ。常に学んでいる姿勢は本当にすごいと思う。間違いなく、世界で一番、お母さんを尊敬しているよ。
(構成=上島寿子)