アフターコロナでは、オンラインが定着するはず

同じようにアフターコロナでは、オンラインが定着するはずです。オンラインでできることを元に戻して「すべて対面で実施しましょう」とはならないでしょう。ちなみに、この記事の取材も対面ではなく、オンラインで実施しています。現在、立命館アジア太平洋大学(APU)学長として、別府を拠点に生活している僕は、今回のコロナ禍をきっかけに、Zoomなどを使ったオンラインでのやりとりが当たり前になっています。とても便利です。

便利なものはなくならないのです。これを僕は「リモコン効果」と呼んでいます。だから、アフターコロナになっても、オンライン会議やテレワークは絶対になくならないでしょう。とはいえ、リアルな場で行う会議や出勤が、なくなるとは考えられません。これからはオンラインとオフラインのハイブリッド社会になっていくと思います。オンラインを嫌がるのではなく、積極的に活用していきましょう。「この年になって慣れないことをするのは……」などと、躊躇している場合ではありません。

(構成=池田園子 撮影=坂本道浩)
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