まるで尋問……疑問形ばかりのメール

ポイント2:「?」を乱用しない(シチュエーション:メール)

<ビフォー>
先日は、ありがとうございました。
その後、いかがでしょうか?
実際にお試しいただいて、どちらのプランが良さそうでしょうか?
機能制限がありますが、リーズナブルにスタートできるAプランでしょうか?
もしかしたら、すべての機能が使えるBプランかもしれませんね。
御社のさらなる業務効率化のために、便利な機能や活用事例などをお話させていただけないでしょうか?
よろしければ、日程をいくつかいただければと思いますが、ご都合はいかがですか??

短い文章の中に「?」が5箇所もあります。「?」が続くと、尋問されているような気分になり、読み手は不快感を覚えます。

また、「??」のように「?」を重ねる方もいますが、文字に敏感な人には、コーナーに追い詰められているようなプレッシャーを感じさせてしまいます。

疑問形「?」は、読み手を引き込むための有効な手段ですが、多用しすぎないように気をつけましょう。

疑問形を絞れば、聞きたいことを明確に伝えられる

<アフター>
先日は、ありがとうございました。
実際にお試しいただき、業務によく使う機能が絞られてきている頃かもしれませんね。
シンプルに比較すると、
Aプラン:機能制限はあるがリーズナブルなプラン
Bプラン:すべての機能が使えるスタンダードプラン
となります。
御社のさらなる業務効率化のために、便利な機能や活用事例などをお話させていただくことを、ご検討いただけないでしょうか。
よろしければ、ご都合のよろしい日程をいくつかいただけますと幸いです。

[改善ポイント]
アフターのように「?」をひとつも使わなくても、同じことを伝えることができます。「?」を使うと書き手は楽に書ける、というメリットがありますが、その分だけ読み手に負担をかけると思っておいたほうがよいです。

また、「?」が乱用されている文章は、何を知りたいのかがあいまいになり、コミュニケーションギャップを起こしやすいリスクもあります。

句読点、改行のない文章は読み手を疲れさせる

ポイント3:1文は50文字以内(シチュエーション:ブログ)

<ビフォー>
メルマガの解除やLINEでブロックされるとガックリきてしまい配信するのが怖いという方が多く正直私も怖いのですが解除やブロックをあまり深刻に捉えずに継続して読んでくれる読者さんに向けて一生懸命お伝えしていければプラスのエネルギーに転換することもできますので配信が怖いと思ったときは「まぁいいや次がんばろう」と気楽に考えることをオススメします。

[ダメ文ポイント]
句読点や改行のない、まるで「石版」のような文字の塊は、読み手を疲れさせます。
日本人の多くは黙読するときにも、頭の中で音読していると言われています。句読点や改行が少ないと息つぎができず、息苦しくなることで、読み手が離れていってしまいます。