8月に幹部人事を終えたばかりの防衛省で、早くも来夏の人事に関心が注がれている。注目の的は「将来の事務次官候補」の呼び声高かったエリート、高見澤将林・防衛研究所長の処遇だ。
高見澤氏は今回の人事で防衛政策局長から防衛研究所長に就任した。ところが、「防衛研究所長は公務員の俸給表上は防衛政策局長よりも格上扱いだが、やや名誉職的な色合いがあるポスト。これまで防衛研究所長から事務次官になった例はない」(防衛省関係者)ことから防衛省内にさざ波が立っているのだ。
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