1年間売り上げが0円でもお金が余るオリエンタルランド

年間売り上げ5256億円、日本最大のテーマパークである東京ディズニーリゾートは、2月末から休園が続いていましたが、7月1日に約4カ月ぶりに営業を再開しています。入園者数を通常の半分以下に抑えてキャラクターや他の来園者と一定の距離を確保するとともに、一部施設の休止は続けています。オリエンタルランドは1年間売り上げが0円でも、お金が余る衝撃の財務体力を持っています。「対コロナ持久力」を見定めるうえで重要なのが、短期的な債務の支払い能力です。企業が家賃や人件費など、毎月の固定費を払えずに苦しんでいます。そんな状況下でも、オリエンタルランドはお金を払う余裕がかなりある企業なのです。

企業が、1年以内に現金化できる流動資産がどの程度確保されているかを示す指標として、流動比率(流動資産/流動負債×100)というものがあります。同社の流動比率は、コロナ前の2019年3月末時点で285%あり、一般的に理想とされる200%を大きく上回っています。つまり、同社はかなりの支払い能力を持っているのです。2019年3月末時点の現金および預金残高は3775億円と、オリエンタルランドは財務体力がある有望企業なのです。

今回のランキングはアフターコロナの有望企業を探す、1つの手がかりとしていただければと思います。それでは、最新ランキングを見ていきましょう。