子供の英語力はどうすれば上がるのか。プレジデントFamily編集部が、日本語と同じように英語がペラペラと話せる2人の小学5年生に取材したところ、どちらも「0歳時からディズニーの英語教材に親しんでいた」ということがわかった。2人の育て方のポイントとは――。(学年は取材当時のもの)。

※本稿は、「プレジデントFamily2020春号」の記事の一部を再編集したものです。

小4で英検準1級、小5でTOEFLJunior®Standard 875点の子の「原点」

川上拓土たくとくん(小5)が地元・岡山県の観光地、後楽園や倉敷美観地区で、英語による通訳ガイドを始めたのは小学1年生の頃。海外からの観光客も驚くネイティブ級の発音と語彙力を持つ。

川上拓土くん(帽子着用)
写真=家族提供
川上拓土くん(帽子着用)

「赤ちゃんから英語を、なんて発想はまったくなかったんですよ」とはお母さんの京子さん。しかし、拓土くんが生後6カ月のとき、たまたま出合ってしまったのがディズニー英語システムだったという。

「赤ちゃんに英語なんて絶対にムリムリ!と、断固勧誘拒否の姿勢だったのですが、『日本語だっていつの間にか話せているでしょ。英語もそうですよ』というアドバイザーさんの言葉が衝撃的で、拓土の耳に英語を届けてみようと」

とはいえ、日本語と同じように英語がペラペラになるという話には半信半疑だったとか。だから、片言の日本語と同時に英語も出てきたときには驚いたそうだ。

「私の背中を押しながら『Push!』、洋服を引っ張りながら『Pull』と言ったんです。鳥肌が立つほど感激したのを鮮明に覚えています」

その後もとにかく英語に触れさせることを日課とした。0歳から一日の大半を保育園で過ごしていた拓土くん。家での時間は夕方6時から寝るまでのわずか2時間ほど。その間、ディズニー教材のDVDやCD付きの英語絵本に親しんだ。DVDでは英語の字幕を出すことで、音と文字の関係に気づくようにしたという。

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プレジデントFamily 2020春号』では、特集「親の教育方針は? 世界に飛び出せ天才キッズ大集合」の中で、本稿の川上拓土くんのほか、小4で英検1級、小6で数検準1級に合格した小学生などを紹介しています。また、「ハーバードも目指せる!? 変わる語学留学の世界地図」「小学生が『4技能英語』を身に着ける5つの秘訣」などの記事も掲載している。

 

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