新型コロナから快癒したのに復帰しない富川アナ

ジャーナリストはどこまで自分の行動に責任を持つべきだろうか。

最近起こった2つの事件を見ていてそう考えた。「報道ステーション」(テレビ朝日系)のMCを務めていた富川悠太アナ(43)が、新型コロナウイルスに感染していたのに、ぐずぐずしていて、感染を拡大してしまった件と、黒川弘務東京高検検事長と、コロナ自粛の最中、賭け麻雀をしていたことが発覚した、産経新聞記者と朝日新聞元記者の件である。

まずは、富川問題から見てみよう。

「報道ステーション」のMCだった富川悠太が、番組から姿を消してから2カ月近くが経つ。

番組は、金曜日を担当していた小木逸平アナと徳永有美アナ、森葉子アナで回しているが、新型コロナウイルスの騒ぎで、視聴率は好調のようで、富川を復帰させろという声は、視聴者からも、社内からも上がっていないようだ。

古舘伊知郎の後を受けて、局アナの富川がMCを引き継いで、早4年が経つ。風呂上がりのようにさっぱりした富川のMCぶりは、可もなし不可もなしという無難なものだった。

共同通信出身の後藤謙次(3月に降板)との差し障りのないやりとりを見ていて、私はテレビの前で、「もう一歩踏み込め」と怒鳴ったりしたことがあったが、局アナの限界だったのだろう。

朝の「モーニングショー」に“テレ朝の顔”は持っていかれたが、夜のニュースショーとしては、ゆるぎない地位を築いていた。

だが、それが一変したのが4月初めだった。