綿製のTシャツはNG。吸汗・速乾性に優れたものを選ぶ
次にウエア。綿製のTシャツは汗で重くなるだけでなく、濡れたシャツはカラダを冷やすので、吸汗・速乾性のある高機能素材でできたTシャツが基本です。夜間走ることが多いのなら、目立つ明るい色を選びます。
夏のボトムスはボックス型のパンツが無難。ポケットつきが便利です。スパッツタイプの場合、下にインナーパンツをはくのか、はかないのか気になる人も多いのではないでしょうか。どちらでもいいのですが、スパッツだけではモッコリが気になる人はランニング用のインナーパンツもありますし、上にボックス型のパンツを重ねても結構です。不思議なことに速いランナーほど、股間を気にしません。
走るときに欠かせないのが腕時計。ランニングでは時速ではなくキロ何分と計測します。マラソン中継でもキロ3分とか耳にしますよね、あれです。ペースを知るのにはラップ機能のついたランニングウォッチがあると便利です。30ラップあれば十分です(フルマラソンのときは5キロごとに計測)。
ペットボトルや軽食、小銭、着替えなどが入れられるウエストバッグやデイパックも、あると安心して長時間走れます。音楽プレーヤーや携帯電話は、中に入れると汗などで濡れる可能性があるのでご注意を。
夏の日中は帽子やサングラスも忘れずに。夜走るならLEDのフラッシュライトを点けたり、反射シールを貼るようにします。
太り気味の場合、股や脇が擦れて痛くなることがあります。こんな症状がでる人は、擦れる部分にワセリンを塗っておきます。擦れ予防に乳首に絆創膏を貼ることもあります。
冬場のランには防寒+ダメージ軽減の高機能タイツを
ランニングのシーズン本番は秋から冬。寒くなると必要になるギアもあげておきます。まずは手袋。するとしないとでは暖かさがまるで違います。冬場はさすがにTシャツ一枚では寒いのでウインドブレーカーも必要になります。半袖かベストタイプのものも用意しておくと寒い日のレースにも使えます。
防寒だけでなく、筋肉のダメージを軽減し、リカバリーにも効果がある高機能タイツ。各社から発売されているのでどれにしようか迷います。価格もいい値段なので慎重になるところですが、肌触り、はき心地(締め付け感)が各社それぞれ違うので、実際に試着して自分にあったものを選びましょう。