採用する大学も多様化したが……

食品 今年の採用戦線は好景気の影響で苦労したけど、突然のリーマンの経営破綻ショックもあって来年の採用数をどうするか、各社迷っているらしいね。うちとしては増やすことはないが、今のところは現状維持かな。

化学 例年100人近くは採用しているが、今年はそれほど採れていない。正直言ってメガバンクにごっそり持っていかれた(笑)。学生の質を落としてまで採りたくない。上にも了解してもらって手じまいしたところだ。来期は例年通り採りたい。全体の人数が不足している状況だし、僕個人としては好不況に関係なく同じ数を継続して採りたいね。

広告 うちは正直言って見極めが難しく、今その岐路に立たされている。会社の経営基盤、経営戦略を純粋に考えれば、この数年手を打ってきたので簡単に揺らぐという状況ではない。ただし景気減速となると心理面で設備投資を抑えると新卒採用にも影響が出るかもしれない。採用数を増やしてきたこれまでの路線を続けるかどうか。この半年で様子を見て採用数を決めるしかないね。

電機 うちも大幅に減らすということは考えていないね。でも増やしていく路線ではないし、多少減らすことは十分にあるかもしれないな。

食品 ここ数年、採用戦略を見直して、全国各地の大学を訪問しながら優秀な人材の発掘に努めている。おかけで今年は採用数100人に対して45の大学から内定者を出したが、以前では考えられないほど採用大学の多様化も進んでいる。

流通 うちの採用大学も変化している。10年前は東京大、京都大など旧帝大、早慶なんかごろごろいたし、はっきり言って大学のブランドだけで採用していた。もちろん、今も有名校が多いが、バラエティに富んでいるよ。大学を意識せずにうちにほしい人材で選んだところ、名前も聞いたことのない大学からも採用しているケースもある。ただし、最低の線の学力で足切りはしている。大学を意識して落とすことは今はなくなっているね。