「○○すべき」が感情を乱す

「○○すべき」が多いと感情を乱される頻度が増えます。「○○すべき」の数が少なくても、一つの強度が強いと感情が乱される頻度は増えます。あなたのなかにもマイルールがあるはずです。パートナーに対しての「こうあるべき」もマイルールです。たとえば、「夫は早く帰宅して一緒に夕食をとるべき」「妻は夫の帰宅まで起きて待っているべき」もマイルールです。

心の枠の大きさは、いつも同じではありません。絶えず膨らんだり縮んだり。気持ちや体調の変化で、大きくなったり小さくなったりします。数も同じではありません。増えたり減ったりします。

たとえば、疲労と空腹にも大きく関係します。優しさや思いやりは余裕がないと生まれません。だから私は「怒らない技術」の究極の奥義は「寝る」だと思っています。疲れてイライラするのは、脳が疲れてしまっていて、相手に対して思いやりがもてなくなっていたり、細かい作業をするのがイヤになってしまっているのです。

イライラし出した妻に効く一言

一晩ぐっすり寝て、脳がリフレッシュすると、「一体なんでそんなことでイライラしていたのだろう」と思うこともよくあります。ですからパートナーと「イライラしてきたら休もう」ということを共有しておくととてもよいのです。

嶋津良智『なぜ、突然妻はキレるのか?』(フォレスト出版)
嶋津良智『なぜ、突然妻はキレるのか?』(フォレスト出版)

相手がちょっとイライラしてきたなと思ったら、「少し横になったら」「休んで甘いものでもちょっと飲んだら」と言葉をかけてあげてください。枠が大きく膨らんでいれば相手の言葉や態度は、ほとんど枠のなかへ入ります。枠が縮んでいたときにイライラや怒りの対象だったことでも「取るに足らないこと」になります。

反対に何かの拍子に枠が縮んでしまうと、普段気にならないことでもイライラや怒りの対象になります。パートナーに言われた「馬鹿だなあ」が愛情をもった言葉に聞こえたり、蔑みの言葉に聞こえたりします。つまり、遭遇している出来事は同じでも、そのときの気分や体調によって受け取り方は変わります。受け流せることもあれば、キレて怒り出すこともあります。

いずれにしてもイライラや怒りがあなたの心の枠の広い狭いによって決まります。怒らない技術を身に付けて、枠を広げることができれば、感情の乱れを減らすことができるのです。

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