「マスクを買い占めるべきだ」という動きを退けよう
毎日社説はさらに続ける。
「厚生労働省によると、感染者の治療に当たる病院関係者の家族に対する差別の相談が寄せられており、こうしたことへの対応も課題である」
「SNS(交流サイト)の普及で、誰もが情報を発信できる時代になった。軽い気持ちで行った投稿や書き込みの拡散が、結果的にデマを広げることもあり、注意が必要だ」
「社会不安が高まる時こそ、情報を冷静に見極めたい」
感染症が蔓延すると、それまで隠れていた社会のひずみが頭をもたげてくる。差別、偏見、ヘイト、デマ、フェイクニュース。それらに惑わされることなく、正しい知識に基づいた行動を心がけてほしい。少なくともそれはマスクを買い占めることではない。