スマホ家計簿なら「帰宅してからまとめてつける」の発想が消える
いつもならニュースやSNS、ゲームをやる時間の「ちょっと数分」を削って家計簿アプリを起動します。そして「前のアプリ起動時からの未記帳分」を記帳してからSNS等に戻るのです。
毎日何度も起動すれば「未記帳分」は数時間さかのぼるだけですみます。これは「一度当たりの記帳時間を減らす」ことになりますし「記帳忘れを防ぐ」ことにも絶大な効果があります。「帰宅してからまとめてつける」の発想を、「そのつど小刻みにつける」に変えてしまうことでつけ忘れもなくなり、記帳の負担も軽減することになるわけです。
なお、すべての購買履歴を記帳できるなら、10円単位でつけてもかまいません。「1円合わせ」が家計簿の仕事と誤解している人が多いのですが、そんなルールはありませんし、現金と電子マネーと銀行の預金残高を完全に一致させるのはほとんど困難です。
それよりも「1カ月のお金の流れが分かればよい」と割り切り「続けることのほうが価値がある」と考えるほうがマネーハック的です。
端数を丸めて記帳したら1日10円の誤差が出たとします。しかし1カ月あたり310円にしかなりません。実は「自販機で買った150円のジュース2本」を未記帳しただけで、誤差は同程度になります。
ですから「ぜんぶ記帳はするが、端数は適当に記入」でいいのです。
同様に「スーパーマーケットの買い物合計額のうち、食費と日用品を分ける」ようなこともざっくり分けておけば大丈夫です。