「衝動買い」をやめなければ、貯金はつくれない。ファイナンシャルプランナーの山崎俊輔氏は「デパートなどで欲しいものを見た後は、スタバなどのカフェで『本当に買うべきか』と考え直す時間を作るといい。その結果、衝動買いを減らせれば、『スタバ代』は痛くない」という——。
※本稿は、山崎俊輔『大人になったら知っておきたい マネーハック大全』(フォレスト出版)の一部を再編集したものです。
「ひとめぼれ」で買った服ほど、すぐに飽きてしまうワケ
衝動買いはなぜいつも後々後悔するのでしょうか?
みなさんも経験があるかと思いますが、「お店で見かけてひとめぼれした!」というような形で買う服はたいてい失敗します。成功するものはすでに買い慣れている服の新作くらいで、「これはいけるでしょう」と根拠のない自信でチャレンジ気味の買い物をした場合、ほとんどは失敗します。
商品をみつけたときは、店員にも薦められるし、どう考えてもこれは外れじゃないと思っているのに、家に帰って着てみると違和感が出たりします。あるいは最初のお出かけに着てみると、微妙だなぁという感じがしてしまい、一度着たきりでもう着ないということもあります。
クローゼットの肥やしを増やすほど、もったいない買い物はありません。今ではメルカリなどですぐ売ってしまう方法があるといっても、買った値段より高くなることはまずありませんから、やっぱりマイナスはマイナスです。
こういう失敗は服に限りません。家電だったりアイデア商品だったり、私たちはその場では納得していたはずのものを衝動買いで決めてしまうと、後日失敗する体験を多くしています。
なぜ衝動買いは多くの場合失敗してしまうのでしょうか。