自分のお金の面倒を見るのは自分しかいない

将来のプランを立てるのが苦手な人もいる。目の前のことしか考えられず、将来のことはどうにかなるだろうというタイプだ。未来のことなんてわからないのだから、どうせ変更になる計画を立ててもしょうがないだろう――。たしかにその通りかもしれないが、だからといってお金の計画を立ててはいけないとはならない。

この世の中で生きていくにはお金が必要だ。必要なものを手に入れるのにもお金が必要で、安全に暮らすのにもお金が必要だ。心の健康でさえ、お金が必要かもしれない。

もちろんこれは、「お金がすべて」という意味ではない。昔から「幸せはお金では買えない」と言われているが、まさにその通りだ。とはいえ、お金がないと、しなくてもいい苦労をすることになってしまう。

お金の計画とは、「自分がお金を使って何をしたいか」ということだ。大きな夢をかなえるためにも、日々の生活で必要なものを買うためにも、お金にまつわる計画を立てておくと大いに助かることになる。

お金の計画を「可視化」する

お金の計画とは、人生の中でお金に関する要素をピックアップし、具体的な戦略を立てることだ。

お金の計画は、できれば紙に書いたほうがいいだろう。目に見える形にすることで、自分にとって本当に必要なものがはっきりするからだ。そして最後に、お金の計画とは一度決めれば終わりというものではなく、ずっと続くプロセスだ。お金について考え、お金をやりくりしていく過程で、あなたに合った計画ができあがってくる。