いつの時代も相手の心を動かす“4つ目のS”
そしてここでもう1つ、「3つのS」に続く「4つ目のS」が重要であると僕は考えています。それは「Story」です。
ワンメディアがインフォグラフィックス動画を中心に制作していた時は、複雑な情報が的確かつわかりやすく伝わることを意識していましたが、最近ではLINE内のVISIONやタクシーサイネージをはじめとする、デジタルスクリーンにコンテンツを配信するようになりました。こうしたデジタルスクリーンの場合は、見ていて楽しいコンテンツを作ることにフォーカスを当てています。
人の感情を動かすのは、いつの時代もストーリーです。見ていて気持ちがポジティブになったり、何かをはじめたくなるような動画を作るためには、何よりもストーリーが大切です。
「3つのS」はいわばテクニック論であり、ハウツーに過ぎません。今度はそのテクニックを使ってストーリーを伝え、人の気持ちを動かすことが、今の動画の世界では最も重要なことであると僕は考えています。これを、「ONE BY ONE」というネットワークと用いて、クリエイターのみなさんとさらに追求していきたいのです。
今、中国では動画をフックにしたECが非常に盛り上がっています。インスタグラムから直接商品を買えるリンクが付き、アパレルやコスメを購入するという新しい消費行動も生まれはじめています。
ではインスタグラムなどを介して物を買う人は、なぜその商品を買うのか? 価格やスペックが受け入れられたからでしょうか?
いえ、違います。直前まで見ていた動画や写真などのビジュアルストーリーを見て気持ちが動き、購入というアクションを起こしているのです。
ワンメディアはこうしたストーリーを大切にし、人の気持ちを動かして販促につながるような動画を提供していきたいと考えています。