最新のヘルスケア家電を網羅するヨドバシカメラ。同社マルチメディアAkiba理美容専門チームの酒井舜一さんが推す「RATEK(楽てく)」は、画期的な歩行サポートツールだ。握り手のついた支柱の先のキャスターが転がることで、スムーズな歩行を実現する。

お勧めグッズはこれらにとどまらない。目的別にご紹介しよう。

足元から背筋までグッズでシャキッと

「1日に8~9時間くらい売り場を歩き回っているので、疲労を防ぐグッズには特に関心があり、日々研究している」と話す東急ハンズの山崎さん。見落としがちな姿勢サポートグッズとして挙げてくれたのがインソール(靴の中敷き)だ。

「カラーウォーカー」は、「歩く姿勢を整え、無理な負担をかけない正しい重心移動を促して、ひざや腰の負担を軽減するインソール」と山崎さん。特に外反母趾の人やビジネスシューズを履く人にお勧めだ。

「大山式ボディメイクパッド」シリーズも、姿勢サポートに効果がある。歩くときに、指が浮いてしまう「浮き指」の状態だと、体のバランスが崩れて姿勢が悪くなるが、ボディメイクパッドは、親指と薬指をリングの中に入れて着用することで浮き指を補正する。よい姿勢を維持する筋肉が鍛えられるため、特に硬度の強い同シリーズの「スポーツ」は、ゴルフのスコアアップを目的に着用する人も多い。

ヨドバシカメラの酒井さんが選んだ「Style BX Plus」は、「着る」タイプの姿勢サポートグッズだ。「ベルトが背中で8の字になっているので、猫背の人でも自然に胸を張るようになり、呼吸が深くなり代謝も上がる」(酒井さん)。色は黒と白の2色。白はワイシャツの下に着ても目立ちにくい。

ビジネスパーソンの姿勢サポートで注目すべきはカバンだ。自身も山登りが趣味だというモンベルの金森さんは、「ひざや関節に負担をかけないためには、荷物を両肩で背負い、両手を空けバランスよく歩くことが大切」と話す。リュック「アウルパック」は、アウトドアメーカーの製品だけあって、ストラップなどの細部もしっかりと作られている。パソコン用ポケットや小物類を整理して収納できるポケットなどがあり、ビジネスにもぴったりだ。

歩行の補助といえば杖が思い浮かぶが、高齢者用の杖には抵抗があるかもしれない。しかしハイキング用のトレッキングポールなら、性能もデザイン性も高く、ビジネスパーソンがスーツ姿で使っても違和感がない。山歩き用ではあるが、ひざが痛い場合などに、段差や階段を楽に上り下りする手助けになる。雪の日の通勤でも、ポールがあれば転倒防止になるので安心だ。素材は、アルミよりも軽いカーボンがお勧め。「アルパイン フォールディングポール」は、折り畳むと39センチとコンパクトになり、カーボン製は238グラムと非常に軽い。