スーツ下に着用でパワーアップ
座り仕事でも立ち仕事でも「腰が痛い」という悩みを抱える人は多い。そんなときに使用を検討したいのが腰のサポーターだ。多種多様な製品が発売されているなか、東急ハンズの山崎さんが勧めるのは、「naoss バックサポートベルト」シリーズだ。中でもクッションが腰を左右から支える形状の「ugoko」は、動きやすさを重視した設計。薄くて軽いため、スーツのズボンの下にも着用しやすい。
一方、「POJI 骨盤・姿勢 体幹筋サポーター」は、「骨盤から腰までをしっかり固めて背骨のゆがみを正し、姿勢を整えて体幹の筋肉をつくるというもの。これまで、腰を固めるタイプのサポーターはあったが、あわせて筋力を補うものはほとんどなく、画期的な商品です」(山崎さん)。仕事や家事における腰の負担を軽減するほか、ゴルフや野球、テニスといった体をひねる動きの多いスポーツでは、強伸縮バンドの力により、ボールの飛距離やスピードアップの効果が期待できる。
自身も普段からよくサポーターを利用しているという山崎さんは、「サポーターは、『けがをしたときにつけるもの』というイメージを持っている人が多いが、普段のパフォーマンスを上げるために使えるものも多い。特に痛みや違和感がなくても日常で着用していると、疲れ方が全然違う」と活用を勧める。
モンベルの金森さんも、「サポーターは疲れてからつけるのではなく、最初からつけておくと疲れが軽減できる」と話す。長時間着用するものなので、サポート力だけでなく、つけ心地も重要。山登り用のサポーターは、こうした条件を備えている。
「サポーテック タイツ」は、下肢全体、太もも裏のハムストリング、ひざの関節とじん帯などをしっかりサポートする。また、足首に近いほど着圧が高く、血行を促進するので疲労の軽減効果が高い。「サポーテック ライト タイツ」は、薄手で通気性が高く快適。スーツのズボンの下にも着用しやすい。
「タイツはウエストが苦しい」「タイツ自体に抵抗がある」という人には、ひざだけをサポートする「サポーテック ニーサポーター クイックフィット」がお勧めだ。
サポーター選びで重要なのはサイズだ。金森さんは、「サイズが合わないと効果も半減する。緩すぎもきつすぎもよくないため、パッケージを見ただけで決めるのではなく、試着してから購入を」とアドバイスする。