肩凝りもひざ痛も24時間いつでもケア
治療やリラックスを目的とした機器は技術の進歩が著しい。
ヨドバシカメラの酒井さんがまず勧めるのは、肩や腰に高周波のパルスを当てることで血行を促進し、凝りを和らげる「コリコラン」だ。使用中にピリピリとした刺激を感じやすい低周波治療器に比べ、高周波治療器はそのような刺激がない。また、装着部分が直径約3センチ、6グラムと小型、軽量で、充電式のコードレスなので、オフィスで仕事をしながら治療ができる。
スポーツによる筋肉疲労や凝りには、オムロンの「コードレス低周波治療器」がお勧めだ。筋肉疲労回復、筋肉痛を緩和する「低周波モード」と、プロアスリートが運動後のコンディショニングケアに使う「マイクロカレントモード」が選べる。スマートフォンを使って強さや時間などを操作できるので、「ジムなどで運動した後、帰宅するときに、脚や腰、おしりなど好きな場所に貼って使える」(酒井さん)。
ひざの痛みには、オムロンの「ひざ電気治療バンド」だ。従来の低周波治療器は、電気パルスを流すことで筋肉を動かして疲労や凝りを緩和するものが主流だった。しかし、この製品は、痛みの抑制物質を分泌させ血行を促進する低周波と、痛みの伝達を遮断する効果のある高周波の2種類のパルスを組み合わせて流す。慢性、急性どちらの痛みにも対応する優れモノだ。
ひざが痛いと、ひざを動かさなくなり、筋肉が衰えて余計に痛みが増すという悪循環に陥りがちだが、「ひざ電気治療バンドは、ひざの痛みを和らげるので、装着しながら無理なく運動できる。そのため、歩行に必要な筋肉を鍛えることができる」(酒井さん)という。
脚の疲れ解消で人気なのは、「エアーマッサージャー コードレス レッグリフレ」だ。エアーバッグが、人の手によるマッサージを再現した圧迫を行い、血行を促す。単3電池、ACアダプターどちらでも使え、手軽に持ち運べるので、出張の新幹線内や旅先などでも使える。「パナソニックのリフレシリーズは女性に人気だが、『妻のために買ったが、使ってみたらよかった』と愛用する男性も多い」(酒井さん)という。
酒井さんは「本格的にトレーニングをしていて体のケアをしたいという人も、加齢で疲労や不調を感じやすくなった人も、その解決方法や解決グッズは似ている。さまざまな提案ができるので、気軽に声をかけてほしい」と話す。