私としても子ども時代は塾や習い事に行くより、遊びに行ってほしい。それでも子どもが勉強したいと言うなら、オンラインでは無料で学習する方法も多くあるので教育費をかける必要はない。小学校に上がったらこづかいは一切与えず、ネット等で小銭を稼ぐ方法を教える予定だ。お金を稼ぐ生きたノウハウを教えるほうが、将来の役に立つはずだ。
日本人は親が子どもの面倒を見ようとしすぎていると感じる。親はお金よりも情報や選択肢を与えれば十分だ。大学に関してもあまり行く意味がないと思っている。しかし本人が自分で進学するほうが、コスパがいいと考えるなら、奨学金を借りればいい。
マスコミや企業の広告に惑わされるな、見栄と常識は捨てよ
現在住んでいる都営住宅の家賃は2万5000円程度で、所得が低いから入居ができている。都営住宅は抽選倍率が高いが、電車ではなくバス圏内の築古物件であれば定員割れしていることもある。40歳以下のファミリー世帯には当選しやすい優遇もあり、わが家もそれで当選した。低倍率の物件を狙って応募していればそのうち当たるものだ。
食費を月1万円に抑えられているのは、廃棄野菜を激安販売している野菜卸業者から買っている点が大きい。まともな青果店なら1000円近くはしそうな野菜が山盛りのかごで100円だから、1カ月の野菜代は2000円程度。米は田んぼを持つ実家から送ってもらうのでタダだ。普段行くスーパーでも惣菜や魚は一切買わないし、肉は価格の低い鶏ムネ肉の一択。食卓では基本的に野菜炒めや煮物をご飯にかけた丼と汁物のみだが、野菜はたっぷりなので栄養バランスは悪くない。
贅沢な暮らしに興味はないし、子どもとの時間や1人で過ごす時間も十分にあるので現在の生活に満足している。低所得にもかかわらず、毎月10万円の貯蓄はできているし、その一部は資産運用にまわしている。
マスコミや企業の広告にのせられるままにお金のかかる生活を当たり前に選択するのではなく、見栄や常識は捨てて、自分たちの幸せを考えて行動した結果が今のスタイルである。現在、妻は第3子を妊娠中だが、全く家計の不安はない。むしろ児童手当が増えることが楽しみだ。