▼97年3%→5%から始まった日本の凋落

消費増税で何が起こるかが、知られていない

2018年末まで6年間、内閣官房参与として内閣府に在籍していましたが、消費増税を推し進める財務省の大変な強さを感じました。政府、国会、野党、学会とあらゆる領域に増税推進派が多数を占めているんですが、そういう状況をつくり出したのは明らかに財務省。マスメディアにも大きな影響力を持ち、財界に対しても、社会保険料の負担を軽減したり法人税を減らしたりするのとバーターで増税に賛成させるという形で影響力を使っています。

※写真はイメージです。(写真=iStock.com/Tony Studio)

財務省の勝利の最大のポイントは、経済学者を押さえたことです。