生きる気力を失ったらプールサイドでゴロゴロする
ワークライフバランスと言われて久しいが、なかなか休みを取れないという人も多いかもしれない。
テクノロジーが進むと、余計な仕事がなくなるという側面もあるけれども、一方で仕事が増えることもある。メールの返事をしたり、情報共有アプリで常にやりとりをしたり、仕事が「オン」のときの忙しさの密度は以前よりも強くなっている側面もある。
そんな中、やはり、時々思い切って「オフ」の時間を取ることは脳の働きから見ても大切である。まとまった休みを取って、仕事から離れることで初めて育まれる脳内プロセスがあるのだ。
休日にどこかに出かけて、観光をしたり、美味しい食事を楽しんだり、いろいろと「物見遊山」をするのもいい。しかし、脳の働きという視点からおすすめなのは、「バカンス」である。
海辺のような景色のよいところで、基本的に何もせず、寝転がって涼んだり、本を読んだりしている。そして、気づくとウトウトと眠っている。カクテルを飲んで、またまどろむ。
そんな「何もしない休暇」は、なかなか社会の習慣としては定着しないけれども、思い切ってやってみると大きな効用があるものだ。