急がば回れ「確率」の問題は樹形図で確実に解く

「樹形図」を使った問題を取り上げたい。ご存じのように樹形図とは、物事を順番に書き出していくテクニックだ。

ある刑務所にABC3人の死刑囚がいて、恩赦が実施され、1人だけが釈放されることになった。このとき釈放される確率はみな同じ3分の1だ。そして囚人Aが「BとCのうちどちらが死刑になるか教えてもらえませんか?」と看守に尋ねた。すると看守は「そのくらい正直に教えても問題ないだろう」と考え、「Bは死刑だよ」とAに耳打ちした。