冷風が直接当たると体調を崩しやすい

エアコンをつけたまま寝ると、頭痛や身体のだるさなどが生じ、不調となる人がいる。原因としては、設定温度が低すぎること、あるいはエアコンからの冷風が体に当たり体温を奪われることが挙げられる。冷風が直接当たらないように、眠る場所と気流の位置関係には注意したい。

最近のエアコンは、付けたり消したりするよりも継続的に使用した方が、電気料金がかからない。人工知能も装備して、睡眠中も快適な温度・風向を維持してくれる高機能エアコンもある。古いエアコンを使っている人は、「まだ動くから大丈夫」とは言わずに、新調してみることも快眠への確実な方法である。

寝具は通気性・吸湿性を意識して選ぶといい

入眠が体温の放熱にかかっているので、寝具については通気性という特徴が最も重要と考えられる。寝具については温度設定が難しいので、具体的な数値を書いても実践的ではないので省力する。理想的には、やや固めで、通気性や吸湿性の優れたマットレス、布団ということになる。覚醒してしまう刺激にならない温度に冷却した冷却枕も、暑熱対策として効果的である。

寝具については、好き嫌い、合う合わない、という好みの個人差が大きい。体格のがっしりした人は固めを、華奢な人は柔らかめのマットレスを選ぶ傾向があるとは言われるが、しっかりとしたエビデンスは乏しい。基本を押さえた上で、自身に合ったものを選ぶのがいちばんである。