チェックリスト わが子は8つの知能のうちどれが最も秀でているか

それでは、「8つの知能」別に得意とする学習方法を紹介していこう。

最初に、自分の子供がどの知能が秀でているか別表でチェックしてほしい。各知能の有無を調べるべく、松村さん監修のもと、それぞれ5つのチェック項目を用意した。該当する項目が一番多いところが、秀でた知能ということになる(チェックのついた項目が同数の場合はどちらも秀でている)。知能は複合的なので、いくつか当てはまりそうなものがあればどれも試してみよう。

わが子はどの知能が秀でいるかチェックできる。「プレジデントFamily2019春号」より。

子供のタイプ別の向いている学習方法はこれだ

そして、下記が該当する知能に適した学習方法だ。ぜひ家庭で取り入れてほしい。

<言語的知能が高い子>に向いた学習法

文字や言語を処理する能力が高く、読み書きが得意な子。口頭で言われたことを聞き取る能力も高いので、教科書を使って先生が説明する学校教育に向いている。テストでの記述や作文もお手のものなので、成績がいい子が多い。教科書や問題集を使って、これまで通りの学習をさせていこう。

<論理数学的知能が高い子>に向いた学習法

抽象的な思考能力が高く、物事の筋道を考えたり、因果関係を見つけたり、関連づけたりすることが得意な子。科目の中では算数(数学)、理科などが秀でている。問題集を与えると自学自習で伸びていく。暗記科目が苦手な場合は、因果関係を意識させよう。理科の植物は、自分で分類図を書かせてみる。歴史上の人物は、相関図を抱えると記憶に残りやすい。