酒の上の失敗を防ぐ、僕の「PDCAサイクル」
PDCAとは、自分たちの行動を律する基本中の基本のサイクルである。計画(PLAN)→行動(DO)→確認(CHECK)→対策(ACTION)という形で、常に自らの行動をチェックしていく。
政治家が政策を実現していくにも、必ず必要なチェックサイクルだ。
丸山氏は国会において、このチェックサイクルの視点で、政府の政策実行の不十分さを追及していた。ところが丸山氏は、自らの重大な局面において、自身の行動についてPDCAサイクルによるチェックをすることがまったくできていなかった。
まず飲酒について。
丸山氏は以前にも酒に酔った上でトラブルを起こし、日本維新の会から厳重注意を受け、その際に、断酒宣言をやっていた。本人も酒に酔うことが自分の問題行動の根源であることを自覚しているのであろう。そうであれば、その問題解決のためにPLAN(計画)を立てて、その効果を常に確認すべきであった。アルコール依存の気があるのであれば、その対応策は現在、色々なものが世の中に存在するのでいくらでも対策を講じることができる。
ところが丸山氏は、2017年の衆議院議員総選挙で当選したことをもって、色々な人に相談をした上で、飲酒を解禁したと強弁した。苦しい言い訳であることは本人も分かっているのであろうが、酒の問題が選挙で解決されたなどは、まったく支離滅裂である。
もし、丸山氏が自らの酒の問題を解決しようとPDCAサイクルをしっかりと回していれば、泥酔問題解決のためのPLANやDOやACTIONの進捗状況をしっかりとCHECKし、そのPLANに基づいて飲酒をコントロールすることになる。断酒の場合もあれば、適度な量にコントロールする場合もあるだろう。安易な断酒宣言をして、あとは何もしないということはあり得ない。ましてや、選挙で当選したから飲酒を解禁するなどあり得ない。
(略)