中期経営計画づくりが、ビジネスチャンスを奪う理由
今、あなたがやっていることは、本当に今やるべき重要なことでしょうか? 重要かどうかは、それをやることによるコストとリターンだけで捉えられがちです。例えば、マンションの購入には一定のコストがかかりますが、それによって便利で豊かな暮らしというリターンが得られることで、マンション購入は成功したと言えるかもしれません。しかし、マンションの購入費用を何か別のものに投資していたら、もっと高いリターンが得られたかもしれません。また、バーゲンに出かけたことで、安い買い物ができたかもしれませんが、その時間を運動や勉強に使うことで、将来より大きなリターンを得ることができたかもしれません。このように、何かをやることで「やらなかったこと」や「できなくなったこと」を「機会損失」と言います。
機会損失の特徴は「見えない」ことです。そのため、気をつけようと思っても目の前のことに気を取られ、「もしこれに時間をとられなかったら何ができるか」「ほかにもっと重要なことはないのだろうか」ということにまで、なかなか注意が行き届きません。
ここから先は有料会員限定です。
登録すると今すぐ全文と関連記事が読めます。
(最初の7日間無料・無料期間内はいつでも解約可)
プレジデントオンライン有料会員の4つの特典
- 広告非表示で快適な閲覧
- 雑誌『プレジデント』が最新号から読み放題
- ビジネスに役立つ学びの動画が見放題
- 会員限定オンラインイベント

