負けた時にチームを活性化できるリーダーを目指す

死闘を乗り越えられる強さを得るためには、大きな負けを経験して、そこからもがき、強くなろうと変わっていくことが大切だと述べてきた。

鈴木颯人『モチベーションを劇的に引き出す究極のメンタルコーチ術』(KADOKAWA)

負けはチームを活性化する。負けをマイナスだ、悪いことだと思うことなく「むしろこれはチャンスなんだ」と捉えて自らのこと、チームのことを考えるきっかけにしてほしい。そうすればどんな死闘でも乗り越えていけるし、さらにチームは強くなれる。

とくにチームリーダーは「負けを失敗だと思わない」こと。そこから必ず何かを得て、チームメンバーにも共有していくことが求められる。

大きな負けを経験しているからこそストレスやプレッシャーに負けない強さを手に入れる。死闘を乗り越えられるチームは、失敗から得たものを武器に変え、勝つべくして勝ち上がっていくのである。

鈴木 颯人(すずき・はやと)
スポーツメンタルコーチ
1983年、イギリス生まれの東京育ち。Re‐Departure合同会社代表社員。サッカー、水泳、柔道、サーフィン、競輪、卓球など、競技・プロアマ・有名無名を問わず、多くのアスリートのモチベーションを引き出すコーチングを行っている。
(写真=iStock.com)
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