咄嗟の対応で違和感を感じたらアウト!

優れた人格だと見せるために、上辺だけ取り繕っても見抜かれます。

ホステスたちは、咄嗟の対応など、何気ないところから人間性を判断しています。これは一般の女性にしても同じです。ホステスや心理カウンセラーのように明確に人間性を査定しませんが、「ん?」という違和感や「なんかイヤかも」というモヤモヤした気持ちが、その男性に対する嫌悪感につながっていきます。

モテる人格者は、自分の見せ方ではなくて、周囲の人の心地よさに意識が向いています。誰かが傷ついていないか、度を越して悪ふざけしていないか。状況をしっかりモニターし、同じ空間にいる人間が心地よくなるように差配しています。まさに試合全体を見て、配球・守備の配置をコントロールするキャッチャーなのです。

自分を良く見せようと必死になる必要もないので、簡単なように思います。しかし、これがなかなかできない。どうやら多くの男性は「俺すごいだろ」と振る舞う方が簡単なようです。

「ロゴ入り」を堂々と身につけてしまう

内面は外見にも影響します。もちろん見た目がいいに越したことはありませんが、女性にも雰囲気美人がいるように、内面や経験に裏打ちされた本物の自信を放つ男性はモテます。彼らの外見的特徴は、ロゴなどの入った分かりやすいブランド品を身に着けないということです。

銀座でモテるお客様に共通しているのも、パッと見ではブランド品だと分からないようなアイテムを身に纏っているということです。また、TPOに合わせてブランド品を着用するので、お客様との接待やプライベートで遊ぶ場としての銀座に、あまりに派手な装いでいらっしゃることはありません。自分を主張するのではなく、あくまでも周囲に心地よくなってもらうことが先です。これもキャッチャーが配球をコントロールする姿と重なります。

たとえばロゴマーク入りのバッグなどわかりやすいブランド品を身に着ける男性は、実は自信がありません。そういった方を心理学的には「身体像境界」が曖昧だといいます。これは外界と自分の区別が曖昧という意味で、はっきりと自他を区別するブランド品の鎧を着ることで、外界から身を守っているのです。