「それで結局、何が言いたいの?」一生懸命話しているのに、呆れられてしまう……。多くの情報をコンパクトにまとめ、わかりやすく伝えるにはどうしたらいいのか。言葉で人を動かす識者たちの門外不出の方法を紹介しよう。
口ベタ、コミュ障も話せるようになる
「自分はどうも話が下手だ」という自覚のある人は多いだろう。「他愛のない雑談が苦手」「人前で発表するとき緊張してしまう」など、人によって特に苦手とするシチュエーションがあるはずだ。そこで「1分」「5分」「10分」と、話す時間の長さに応じた上手な話し方について、経営者、放送作家、精神科医というバラエティに富んだ職業の方々に聞いてみた。
意外なことに、全員に共通していたのが、「決してもともと話し上手ではなかった」ということである。レノバ代表取締役会長の千本倖生氏は、「小学生の頃は消極的で、人前で話すのが大の苦手。学芸会で役を与えられても、当日になって逃げ出すような子だった」と振り返る。ところが日本電信電話公社(現・NTT)勤務時代にフルブライト奨学生としてフロリダ大学に留学したことが転機となった。
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