結婚するために経済的自立を目指す意志の強さ

日本の司法試験は最難関の国家資格試験で、合格率は20%程度しかない。一方、「ニューヨーク州司法試験委員会」によれば、昨年7月の同試験の初回受験者の合格率は74%にもなるという。

ABA(米国法曹協会)が認定するロースクールの卒業生の受験者に限れば83%が合格。圭さんが通うフォーダム大ロースクールの卒業生に絞れば89.1%で、「落ちる受験生はほとんどいない」(在米ジャーナリスト)そうである。

彼がフォーダム大を選んだ“理由”は、こうだという。

「フォーダム大学は小室さんを特別待遇し、本来ならば日本の弁護士資格取得者や法学部出身者が対象の『LLMコース(上級コース)』の受験を認めました。(中略)卒業までに3年かかるJDコースに比べ、LLMコースはたったの10カ月で終了する。その上、ニューヨーク州などの限定で、司法試験を受ける資格を得られるのです」(大使館関係者=「女性セブン」)

ここでも、小室圭さんが、自分は天皇の孫のフィアンセだというレポートを提出したから、大学側がVIP扱いにしたのだと、難癖をつけてはいる。仮にもし、そうであったとしても、短期間で何としてでも司法試験に受からなくてはいけないと思い定め、眞子さんと結婚するために経済的自立を目指す圭さんの意志の強さが伝わってくるではないか。

シティグループの法務部門トップに最前列から質問

だが、ニューヨーク州で資格を取っても、日本で弁護士として働けるわけではない。しかも、ハーバード大やスタンフォード大を出ていれば、大手法律事務所で職を得ることもそう難しくはないそうだが、フォーダム大ではなかなか難しいという。それにニューヨーク州では弁護士が飽和状態だから、仕事や働き口が確約されているわけではないそうだ。

悲観的な話ばかりではない。「週刊文春」によれば、圭さんが選んだLLMコースには、企業コンプライアンスや国際商取引、ファッションなど専門分野に分かれた8つのコースがあり、圭さんは、「Banking, Corporate, Finance Law(銀行・会社・金融法)というコースを選択しているようです」(フォーダム大関係者)

同大学のホームページには、そのコースは〈企業の構造についての精巧な理解、資本市場や金融機関に関係する法律の理解、経営者や企業法律家たちの戦略に対する真の洞察力を得ることを目指す〉とあるそうだ。

「わかりやすく言うと、ウォール・ストリートの証券会社を相手に、資金調達やM&Aなどでアドバイスするような弁護士事務所で働きたい人をターゲットにしているコースです」(同)

圭さんは、シティグループ法務部門のトップを務める女性弁護士がカンファレンスに来たときなど、最前列で熱心に聞き、質疑応答になるとすかさず手をあげ、終わると挨拶に行き、名刺交換をしていたという。