圭さんに対する思いが変わったと書いたところはない

名前も顔も出さず、一方的に小室母子を非難する元婚約者と名乗る男性の話だけが独り歩きしている。これまでの週刊誌報道のほとんどは、「それが事実だとすれば」という前提で、話が組み立てられている。

いつもの週刊誌なら、件の男性の話の裏付けを取り、なぜ圭さんの婚約が決まりそうになった時期に、この話を蒸し返し、週刊女性に持ち込んだのか、その背景を取材するはずだ。だが不可思議なことに、今回はそれをほとんどしていない。それはなぜなのか。

眞子さん圭さんについての週刊誌報道を見てきたが、ひとつだけ確かなことがある。どれを読んでも、眞子さんの圭さんに対する思いが変わったと書いたところは、私が知るかぎり、どこにもないということだ。

2人に厳しいセブン(12/13日号)でも、宮内庁関係者がこう語っている。

「秋篠宮さまの胸の中には、積極的に眞子さまを翻意させようという気はないようです。“心変わりしないなら、そのうちに金銭トラブルについて周囲が納得をし、結婚すればいい”という諦観さえ抱いているように見えます」

また眞子さんの知人は、「(眞子さんは=筆者注)結婚の延期や、それについての報道をまったく意に介していないような雰囲気で、どちらかというと、“もうすぐ結婚します!”という幸せオーラを漂わせていることには、驚きもありました」といっているのである。

金銭問題について「それ相応の対応をするべき」と明言

以上のようなことを前提にして、秋篠宮夫妻の会見を読んでみた。私には、どうして秋篠宮さんの発言が「2人の結婚は許さない」ということになるのか、さっぱりわからないのである。

会見で秋篠宮さんはこういっているのだ。

「私は最近はそれほど、娘と話す機会がない」として、「私は今でもその二人が結婚したいという気持ちがあるのであれば、やはりそれ相応の対応をするべきだと思います」と、結婚したいのなら、週刊誌などで報じられている「金銭問題」について、きちんと世間に向けて話せといっているのである。

また母親の紀子さんは、こう話している。

「昨年の夏から、さまざまなことがありました。そして、折々に、私たちは話し合いを重ねてきました。そうした中で、昨年の暮れから、だんだん寒くなっていく中で、長女の体調がすぐれないことが多くなりました。(中略)これからも、長女への思いは変わることなく、大切に見守りたいと思っております」

うっすら涙を浮かべているようにも見えた。