施設選びは「人=職員」をじっくり観察して決める

運営する側にそのような人を大事にする姿勢があれば、職員も心のこもった対応ができるようになるというわけです。しかし、そうではない施設では、結果的に入居者の不満につながってしまう、とWさんはいいます。

「ですから入居する施設を決める時は、職員の対応や醸し出す雰囲気をよく見てほしいですね。チェックするのは基本的なことですが、笑顔で対応しているか、明るくあいさつを交わしているか、入居者を尊重する視線を持っているかといった点です。また、施設の空気も見てください。職員にとって良い環境にある施設は明るい空気が感じられますから」

特養の場合、地域によっては入居待ちの状況にあり、施設を選ぶことなどできませんが、“施設は人=職員を見て決める”ということは頭に入れておいたほうがよさそうです。

(写真=iStock.com)
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