「○○が認知症に効果的!」――。突拍子がなくて「バカな」と思う惹句でも、「それ、ホント?」と気になることはないだろうか。社会の高齢化に伴い、多くの人にとって心配事となった認知症。俗説や怪情報に惑わされないよう、その真偽を検証する――。

科学的根拠がある説を見極めよ

「カレーが認知症に効果的」「高速道路の近くに住んでいると認知症リスクが高まる」……そんな本当か嘘かわからない情報がメディアに氾濫している。

その背景として、認知症に対する関心の高まりがあるのだろう。2025年には700万人を超えると予測され、65歳以上の日本人の5人に1人が認知症になる計算で、今や国民病といっても過言ではない。正しい情報を見極め、予防や治療に役立てるにはどうしたらいいのだろうか。長年認知症の予防に関わってきた朝田隆さんは、「効果がありそうな“甘い水”に惹かれるかもしれませんが、信頼性の乏しい新説に飛びついてはいけません」と説明する。