NHKの詐欺まがいの営業の実態

NHKだけ映らない状態でNHKと受信契約を結ぶ必要があるかどうかは司法の判断を待つ必要がありますが、判決が確定していない段階でフィルタ装置が2000本も売れているのは、ある意味すごいことです。それだけNHKに対して不満をもっている人が多いわけです。

私自身、NHKの受信料はずっと払っています。どこかの大臣の年金のように未納期間はありません。そのため、NHKの拡張員が行っているやくざまがいの行為に私は遭遇したことがありません。しかし、学生からそういう話をよく聞きます。そのため、NHKに対する不満の大きさを肌で感じていました。

今、NHKが狙っているのが日本語の不自由な留学生です。私の指導する学生も被害に遭っていました。その学生は彼女と同棲していたのですが、世帯を一にしているのに、2人とも契約させられていました。それもBS放送が受信できないのに衛星契約になっていたのです。私が彼の代わりにNHKに電話しましたが、二重契約の解消と衛星契約から地上契約への変更は認めたものの、今まで余分に払わされたお金の返金は認めませんでした。

このように、NHKの詐欺まがいの営業で苦しんでいる人はたくさんいます。そうした現状の緩和に、NHKだけ映らなくする装置が、少しでも役に立てればと思っています。それが実を結ぶかどうかは司法の判断を待つ必要がありますが、既に1つ朗報があります。

NHKとの契約で絶対に知っておくべきこと

私よりずっと前からNHK問題に取り組んでおり、2017年11月の東京都葛飾区議会議員選挙に当選した立花孝志議員は、衛星契約を地上契約に切り替える裁判を係争中です。NHKは、共同住宅でBSアンテナからの配線が部屋まで来ている場合、室内配線をしていなくてもBSチューナー内蔵のテレビ受像機を所有していれば、衛星契約をする義務があるという立場をとっています。

共同住宅の場合、BSの共同アンテナを勝手に外すわけにはいきませんし、BSチューナーを内蔵していないテレビ受像機も、大型のものはほとんど販売されていないのが実情です。その裁判の途中で、私は同氏の所有するテレビ受像機のBSチューナーを破壊するというお手伝いをさせていただきました。

すると、NHKもそのケースは地上契約への変更に応じる姿勢を示しています。衛星契約は地上契約より年間約1万円高くなっています。人生100年なら100万円の差になります。判決が確定した段階で、衛星契約から地上契約への変更を希望される方々に、BSチューナー破壊のお手伝いをさせていただこうと思っています。