――うーん。出口さんは大学の学長になられてライバルはできましたか?

僕は大学のことは何もわかりませんが、大学にいる人はみな僕よりも経験と知識がある。ライバルのつくりようがありません。会う人会う人に、ひたすら教えてもらうだけです。

――私もそうやってみんなが先生だと思えるようになりたいです。気にしてしまう自分を変えるいい方法はありますか?

一般的に「他人が気になる」というのは暇で余裕があるからというケースが多いようです。たくさん仕事があれば、気にしている場合ではありません。

社内政治をやるのも余裕があるから。みんなが一所懸命に手を動かさないと、退社時間に帰れないほど仕事がコンスタントにあったら、余計なことをしている時間がもったいなくなるはずです。

僕も昔、周りのことを気にする部下にはガンガン仕事を振っていました。あなたも上司のところへ行って「もっと仕事をください」と言ってみたらどうでしょうか。

Answer:余裕があるから他人が気になってしまう。「もっと仕事をください」と上司に言いましょう

出口治明(でぐち・はるあき)
立命館アジア太平洋大学(APU)学長
1948年、三重県生まれ。京都大学卒業。日本生命ロンドン現地法人社長・国際業務部長、ライフネット生命社長・会長を経て現職。
 
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(構成=八村晃代 撮影=市来朋久 写真=iStock.com)