「来月の全国模試」で「偏差値を3上げよう」が正しい

▼黒田日銀の「方法論」をわが家の教育に生かす
●黒田日銀
「目標」設定
:物価目標2%
「期限」設定:2年を念頭
●子供の勉強に介入する親がすべきこと
「目標」設定
例1 偏差値を3上げる
例2 算数は平均点まで戻す
例3 確認テストで満点を取る
「期限」設定
例1 来月の全国模試
例2 来月の塾内模試
例3 2週間以内

子供の勉強面にテコ入れしたいなら、このように言ってみてはどうだろうか。

「来月の模擬試験で4教科合計の偏差値をまずは3上げる目標の達成に向けて、勉強時間を毎日1時間増やす」
「その間、いつ、何をやるかのリストを親が書き出し、その進捗もチェックする。覚えたかどうかの確認までする」

▼スケジュールだけ決めて後は子供任せは最悪
*写真はイメージです(写真=iStock.com/imassimo82)

よくスケジュールだけ決めて後は子供任せということがあるが、それは一番良くない。やるからには、「1カ月間」など期限を決め、自分の時間を割いて積極的に関わる。そして、結果を出しにいく。

このとき、3つの点を意識してほしい。

 

(1)達成可能な、現実的な目標設定をすること
(2)できるだけ短期間に目標達成をさせること
(3)子供との対話を重視すること