目標達成のために不可欠な要素として世間一般で広く信じられてきたことの多くは、手堅くて正論だが、今や完全に間違っている。

この本ではそうした定説の誤りをあばき、大成功する人と一般の人を分けている科学的背景を探り、私たちがもっと成功者に近づくためにできることは何かを、最新のエビデンスから探る。場合によっては、成功者を真似しないほうが賢明であると学ぶことになるだろう。

成功法則のどれが真実で、どれが空論なのか

世の中で信じられてきた成功法則のどれが真実で、どれが空論なのだろうか。

「いい人は勝てない」のか、それとも「最後はいい人が勝つ」のか?
諦めたら勝者になれないのか、それとも頑固さが仇になるのか?
自信こそが勝利を引き寄せるのか? 自信が妄想に過ぎないのはどんなときか?
仕事量がすべてなのか、ワーク・ライフ・バランスを考えたほうがいいのか?

本書の各章で、こうした成功にまつわる神話を検証していきたい。

まずはそれぞれの説の長所、次いで反論や矛盾を取りあげる。つまり裁判のように賛否両論を検証していき、最後に私たちにとって最もプラスになる結論を導きだしていくのだ。

成功とは、テレビで華々しく取りあげられるものとは限らない。パーフェクトであることより、自分の強みをよく知り、それを最大限生かせるような状況に身を置くことが何より重要だ。

なにもジュア・ロビックの真似をして正気を失う必要はないが、醜いアヒルが自分に合った池を見いだして白鳥に大化けすることはままある。あなたが周りから浮いていた理由、封印しようとしてきた癖、学校で愚弄されてきた弱点こそが、いずれは最大の強みに転じるかもしれない。

ではさっそく、その話題から始めよう。(つづく)

エリック・バーカー
大人気ブログ“Barking Up The Wrong Tree”の執筆者。脚本家としてウォルト・ディズニー・ピクチャーズ、20世紀フォックスなどハリウッドの映画会社の作品に関わった経歴をもち、『残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する』は、初の書き下ろしにして全米ベストセラーに。
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