(左)枝川義邦(えだがわ・よしくに)
早稲田大学研究戦略センター教授/早稲田大学先端科学・健康医療融合研究機構および高等研究所准教授などを経て現職。脳科学を専門とし、人材を生かした組織の研究も行う。
(中)新井淳子(あらい・じゅんこ)
オフィスフローラン社長/全国展開の料理教室で店長、人事部を経験。現在は社会保険労務士として、人事相談、メンタルヘルスなど労務トラブルに対応している。
(右)大儀見浩介(おおぎみ・こうすけ)
メンタリスタ社長/東海大学進学後、応用スポーツ心理学(メンタルトレーニング)を学ぶ。現在はスポーツやビジネスなど、さまざまな分野で指導を行っている。
若い世代の人たちは自信がないだけ
やる気が見えないし、感じられない。そんな若手の“問題部下”を抱えて、苦悩している中間管理職は少なくない。そうしたなか、いまだにビジネスの現場で幅を利かせているのが、「もっとやる気を出せ」といった一方的な叱咤激励である。
それにより、人格を否定されたと思い、極度に落ち込んだり、うつに陥って退職したりする。一体どうしたら問題部下の“やる気スイッチ”が入るのか――。単なる精神論ではなく、心理学、それも実際にビジネスの現場で活用されているスポーツ心理学(メンタルトレーニング)や、最先端の脳科学の研究結果から解き明かしていきたい。
まず、心理学を活用しながら企業の人材育成やスキルアップのコンサルティングを手がけるオフィスフローラン社長の新井淳子氏は、「若い世代の人たちは自信がないだけ。ぜんぜんやる気がないように見える部下でも、いろいろ話を聞くと、成功体験がなく経験値も低いので不安なだけだということがわかってきます」と、上司と部下の間の意識のズレを指摘する。
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