最近、新聞やテレビで「IoT」の言葉を目にしない日はない。だが「モノ」の「インターネット化」といわれても抽象的でわかりにくい。そこで「IoT」の第一人者にイチから解説してもらった。
IoTは「Internet of Things(モノのインターネット化)」の略語です。ここでいう「モノ」とは、この世界に存在するありとあらゆるモノを指します。たとえばテレビや冷蔵庫などの電化製品や、普段から身につけている腕時計やスマートフォン、デジタルではない洋服や靴、そして私たち自身の肉体などもモノの1つ。さらに踏み込むと、IoTでは私たちの様々な経験(コト)もモノに類するものとして考えます。
一方、「インターネット化」とは、モノやコトがインターネットにつながって情報がやり取りされることを指します。インターネットでやり取りするためには、情報をデジタル化する必要があります。リアルなモノやコトについている情報はアナログなので、IoTとは、「これまでアナログだったモノやコトの情報を、デジタルで表現してやり取りすること」といっていいでしょう。
実は、モノをつなげて情報をやり取りするというコンセプトは以前からありました。たとえば、モノに無線タグをつけて情報をやり取りする「RFID(=radio frequency identifier)」、ネットワークでつながれた機械同士がやり取りする「M2M」といった技術がそうです。
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