漆器、陶磁器、藍染……生活様式の西洋化や、安価な輸入品の増加によって、和の伝統産業は全国で苦戦している。しかし、その素晴らしさをベビー用品という形で小さな子供たちに伝え、守ろうとする28歳の女性起業家がいる。
「和える」(https://a-eru.co.jp/)代表の矢島里佳さんは、1988年東京生まれ、千葉県育ち。茶道や華道を通して日本の伝統に憧れを持つようになる。高校3年生のときTVチャンピオンで「なでしこ王」になった矢島さんは、AO入試で慶應義塾大学法学部政治学科に入学。大学生ライターとして伝統産業を取り上げる連載を書く中で各地の職人に出会う。起業して2012年にaeru(和える)ブランドを立ち上げ、伝統産業の職人と商品を作り販売開始。2016年にはホテルの一室を地域の伝統や文化を感じられる空間にプロデュースする「aeru room」事業を始めた。
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