【成績が圧倒的なことをアピールしたい】

[4]折れ線グラフでダントツに見せよう

他社よりも売り上げが多く、さらに伸びている自社製品。それを数字がたくさん並んでいる表で表現しても、思うほどにナンバーワンの事実が伝わらないことがある。そういうときこそ、グラフの出番。折れ線グラフを使って、一番であることを視覚化させよう。

(a)他社の飲料B・Cよりも売れていて、さらに成長率も高いA。2点も強みがあるのにもかかわらず、数字の表だとフラットに映る。

(b)折れ線グラフを出すため、まず表の数値全体を選択する。そして「挿入」タブから「2-D折れ線グラフ」をクリック。

【完成】折れ線グラフに変換したことで、ほかの飲料よりも売れていること、さらに成長スピードもトップであることが伝わる。

グラフを使い分けよう!

▼棒グラフ
棒の長さで値を表現し比較できる、非常に使用頻度の高いグラフ。太さや色を変えたり、数字を入れたり、工夫できる余地も多い。

▼折れ線グラフ
データがどう推移したかを表すグラフ。時系列のデータで使用したい。傾向を把握したり、将来を予測するのにも適している。

▼円グラフ
全体のデータのうち、各項目がどれだけの構成比を占めているのかを表現。量よりも割合を強調したいときに便利だ。

▼面グラフ
時間の経過による総量の変化を示すグラフ。項目ごとと全体の合計値が把握できる。色の部分が多いので、資料にメリハリもつく。

▼散布図
気温と売り上げ、顧客の満足度と店内の滞在時間など、2つのデータにおいて相関関係があるかないかを確認するグラフ。

▼ウォーターフォールチャート
変動する数値の中で、要因別の推移を表現する。決算発表などでよく使われる。通称・滝グラフ。