連絡はSNS、読書はタブレット、新聞は電子版で

いっぽうシニア向け人材マッチングサービスを行うサーキュレーションの代表取締役・久保田雅俊氏は、定年後も働き続けるシニアは、私たちと変わらないITリテラシーを持っていると語る。

「もともと大企業で働いていた人も多いので、『パソコンが苦手』と言う人はほとんどいませんし、私たちと同じようにスマホを使いこなし、FacebookやLINEなどのSNSも日常的に使います。通勤時間を使って週に1~2冊の本を読む読書家も多いのですが、聞いてみるとタブレットやスマホで読んでいることも。新聞はほとんどの人が1~2紙を定期購読していますが、なかには持ち運びやすさ重視で電子版に移行した人もいます。『おかげで荷物は減ったけど、老眼で読めない』というのが今の『金持ちじいさんギャグ』です」(久保田氏)

SNSは今後無視できないツールだ。苦手意識があれば早めに克服を。

久保田雅俊(くぼた・まさとし)
サーキュレーション代表取締役。大企業で役員経験のあるシニアを中心にネットワークを構築し、企業の課題を解決する人材マッチングサービスを行う。これまでに面談してきたシニアは3000人以上。
 
菅井敏之(すがい・としゆき)
元メガバンク支店長。退職後、不動産投資に力を入れ、年間7000万円の不動産収入がある。初の著書『お金が貯まるのは、どっち!?』は45万部のベストセラーに。最新刊『金の卵を産むニワトリを持ちなさい』発売中。
 
井出進一(いで・しんいち)
井出進一税理士事務所代表。中学卒業と同時に海上自衛隊に入隊。20代の頃自衛隊を辞め、バンド活動、コンビニ店員を経て税理士へと転身した異例の経歴の持ち主。FP 2級資格あり。
(加藤ゆき=撮影)
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