超高学歴女性(既婚)の稼ぎは世帯収入の何割か?

【超高学歴女性の特徴2.既婚の超高学歴女性でも世帯主になる女性は少ない】

結婚しても、仕事と両立を目指して働く超高学歴女性ですが、果たして世帯収入のうち、どれくらいを占めるだろうか。

同調査で明らかになったのは次のようなポイントです。
●大学難易度区分に関係なく、世帯年収に占める妻の年収が20%未満の世帯が最も多い。
●大学難易度が上がるほど世帯年収の0~20%を妻の年収が占める世帯の比率は低い。
●大学難易度が上がるほど世帯年収の40~60%を妻の年収が占める世帯は高くなる。

つまり、高学歴な女性ほど共働きで自分の収入も大きいことが窺えます(図表2)。

しかし、世帯年収の60%以上を妻の年収が占める世帯に限定すれば、大学難易度区分が上がっても、その割合にはほとんど変化が見られません。超高学歴女性でも、妻が世帯年収の60%以上を占める世帯は全体の7.7%に過ぎません。

これは、超高学歴女性でも、夫より稼ぎがはるかに大きく、家計を支えているという世帯は少数派であることを示しています。また、超高学歴女性の収入は相対的に高く、自分と同等以上の収入を得る男性と結婚している状況があるとも推測できます。

図表2  雇用区分と世帯年収に占める妻の年収の割合