Q.得意先へ謝罪したものの、相手は激怒している。どう話すのが正解か。
[A]「……」(沈黙を続ける)
[B]「実は、経理の手違いがありまして」
[C]「注文をください」(さらに相手が激怒)

無理に話そうとすると無理が生じる

社長就任まで営業畑を歩んできた私ですが、実は人と話すのがあまり好きではありません。「男は喋るな」と言われて育った世代なので、饒舌な男はリスペクトできない、という感覚がもともとあるんです。黙り続けているのは全然苦になりません。

京セラ社長 山口悟郎氏

ビジネスとして必要な会話は苦労しながらするようになりましたが、いまでも基本的に世間話をするようなことは苦手ですね。もちろん、挨拶は大切だし、会話も必要です。でも、喋れば喋るほど、どんどん薄っぺらくなると思うので、相手との心理的な距離を縮めたいと思ったときも、必要最低限のことしか話さず、むしろ相手の話をよく聞くことを心がけるようにしています。