具体策は、最終的にToDoレベルまで落とし込む。ノートはあくまでも考えるためのツールなので、ToDoまで落とし込んだ後は、別の手帳で管理してもかまわない。実際、秋竹さんは愛用の手帳にToDoを書き込み、一つ一つ消化していった。
図のノートはあくまで一例だ。主要な収入源だけでなく、それぞれをToDoレベルまで落とし込み、書き起こす必要がある。場合によっては別ページを設け、内容を展開していってもいい。ちなみに、現在ボイストレーニングスクールは、夫婦の共同経営により1000万円を稼ぎ出す事業にまでなっている。
ここで注意したい点が2つある。一つは、目標額を高めに設定すること。
「私たちは最初、目標額を1億円に設定していました。無謀だと思われるかもしれませんが、目標は高いほうがいい。大学受験で東大を目標にして勉強すれば、そこそこの大学に入れる学力が自然に身につくのと同じ。最初は目標額をウンと高く設定したほうが、稼ぐ力がつきます」(午堂登紀雄さん)
また、目標金額は具体的に決めても、期限は設けないのが午堂流だ。
「目標達成に期限を設けると、悪い意味でのプレッシャーになって、社会的に道を踏み外したビジネスに手を出してしまうかもしれません。仕事は、自分がやりたいことを楽しくやるのが一番」(午堂さん)