「山の日」新設は国民への人気取りか

では、「山の日」はなぜつくられたのだろうか。

「祝日や振替休日制度の新設・変更は、政治家の人気取りのために行われてきた側面があります。『山の日』の制定も、その流れと考えるのが自然です」

しかし、国民への人気取りだとしても、お盆直前の8月11日は、民間ではもともと夏休みだったり、有休を取ったりすることが多い。もともと休む予定の日が祝日になっても、国民の喜びは半減だ。

「じつは日本は休日が多い国。一部からは、休みが多すぎると批判の声があがっていました。そこで当初検討されていた6月ではなく、経済活動への影響が少ないお盆直前の日に落ち着いた経緯があります」

「山の日」は人気取りと、経済活動への配慮の妥協の産物だった。「山の日」に中途半端な印象がつきまとうのも、そのせいかもしれない。